2016年5月30日月曜日

史料 その十四  古今著聞集に見る天野遠景

高良社のご鎮座される三野郡本山庄の地頭、天野遠景は、大将家のきりものであった。斯様な有力者が、本山庄と係わっていたことは、特筆すべきことである。
以下、有朋堂書店刊行「古今著聞集」より、天野遠景の名が記された巻第九・武勇・第十二の項を画像データにて、ご紹介申し上げる。併せて、天野遠景の人となりを記した箇所を、テキスト化して添付する。
合掌。


古今著聞集 巻第九 武勇 第十二 

さる程に、右大将高麗国を攻めし時の追討使に、天野式部大夫遠景むかひけり。大将家のきりものにて、次官藤内といはれし藤内はこれなり。西国九国を知行の間、そのいきほいいかめし。



尚、297頁の鼇頭に、以下の句解が記されている。

きりもの - きれもの、権力盛なるもの











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