2016年6月14日火曜日

史料 その十八  古事談に見る天野遠景

古事談の第四勇士の項に、遠景入道の名を見出すことが出来る。
以下、当該箇所を、テキスト表示した。

合掌。

鎌倉にて庄司次郎・稲入道など被之時、稲の舎弟ゆの七郎と者、遠景入
許に出来りて云、己被結悪縁、不可免其難。雖須自害、年来有往生極楽之
自害は臨終正念、恨不如本意聞被頸之者不往生伝々。依之御房
のみこそ令哀憐給はめと、所参向也。可然者向西方合掌、唱念佛之間、可刺殺
伝々。遠景随喜悲泣申事由、濱行きて刺殺の處、十二刀まで一切の聲
休。千時止念佛云、猶可死之心にもせぬ也。心先を可刺伝々。又高聲念佛之間、
如云心先を之時、止聲氣



 古事談 第四 勇士 138頁  (国史叢書)

古事談 第四 勇士 139頁  (国史叢書)

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